免許を取りたての頃の追突事故

免許を取りたての頃の追突事故

これは私が免許を取ってしばらく経ち、運転に慣れてきた頃の話です。

福岡の田舎出身の私にとって運転免許の取得は必須でした。地元には電車が通っていなく、車で移動するしかないからです。

苦労して免許を取り、私は生まれて初めて自分で運転して色んなところへ行ける自由を噛み締めていました。それに、地元の道路は広く交通量も少なく、福岡市みたいに複雑じゃないので、比較的運転しやすかったのです。

ある日私は実家から、姉と一緒に姉の車で百道浜という車で約1時間30分のところにあるビーチに遊びに行きました。ビーチを散歩し映画を観、ショッピングをして大満足で地元へと帰ろう、というところでした。

行きは姉が運転していたので、帰りは私が運転することにしました。

最初はなんともなく普通に運転していたのですが、途中、助手席にいた姉が眠りに落ちてしまいました。丸一日遊んでいたのだから無理もないでしょう。それが伝染したのか、しばらくして私も眠気に襲われました。

いかんいかん、と何度も瞼をこじ開け必死に運転していました。しかし、瞼がどうしても重くなり、スッとほんの一瞬目を閉じて目の前が暗くなった次の瞬間、「ドカン!」。

驚いて目を開けると、私の車が前の車に追突していました。時速は30キロくらいだったでしょうか、向こうの車も同じくらいの速度で運転していたので、衝突はそこまで激しいものではありませんでした。

隣で眠っていた姉もその衝突で目を覚まし、すぐに車を脇に停めるよう、私に促しました。また、当てられた車の持ち主・及び保険会社には、絶対に眠っていたとは言うな、と忠告されました。(居眠り運転での事故の場合こちらの過失の度合いが高くなり、より多くの罰金が科せられるため) 疲れていて、運転操作を偶然誤った、ということにしました。

幸い、当てられた方に怪我はなく、良心的であったため、連絡先の交換、保険会社への連絡もスムーズにいきました。

しかしその後、私が姉にこっぴどく怒られたのは言うまでもありません。姉の保険会社へ払う保険料も高くなったと聞きました。以来私は、眠い時には絶対運転しないようにしています。どうしても眠くなった時はどこかに車を停めて仮眠をとってから運転します。

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