14歳2人乗り無免許窃盗原付との事故

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数年前の23時頃この時間になると交通量も少なくなる丁字交差点で事故はおきました。
丁字交差点で私は青信号を右折しようと進入したところ
「バーーっん!!ガッシャーン!!」
すさまじ衝撃が襲いました。
なんと赤信号を無視した2人乗り原付が私の車の右フェンダーから右ドアに衝突してきたのです。
原付の運転手は衝撃で宙を舞い上がり私の車のボンネットに落ち、原付の後ろに乗っていた少年は道路に転倒しました。
人生初めての出来事でしたがとりあえず救護しなければと思い!車を降りるとボンネットにおちた少年がバイクに股がり逃走しようとしているのです。
私は逃がしてたまるかという思いで原付のキーを抜き逃げようとする少年を捕まえました。
捕まえてからは少年2人は大人しくなり逃げようとすることもなくなりました。
救急車・警察を呼び少年2人から話を聞き取りました。
聞き取っていく中で衝撃的な内容に愕然としました。
2人とも年齢14歳の中学生、バイクはキーが
ささったままあった原付を窃盗、14歳なのでもちろん無免許運転、赤信号無視。
「最悪やー修理代とか保険どうなんねん?!」って2人の少年にイラつきました。
その後救急車が到着し、かすり傷程度の2人は病院へ運ばれていきました。
ここまででも最悪な内容だったのに、ここから先がさらに私を追い詰めました。
すぐに実況見分が始まり警察が「14歳無免許窃盗信号無視」の2人より私の車が悪いと言わんばかりに責めてきたのです。
2時間くらい調べたうえ「後日連絡するからまた警察署にくるように、続きはそこでする」と言われました。
この時の私の心境としてはこのままでは私が悪いことにされてしまうのではないか?と恐怖心がありました。
その時私の任意保険に弁護士特約をつけていたので全て弁護士に相談しようと保険会社に連絡し快く引き受けて頂きました。
後日警察から電話がかかってきたので約束の時間に行くと、やはり私が悪いみたいな説明をしてくるので、
「この件は弁護士に相談しています」とはっきり申し上げると、それまでの警察の対応が一変し「弁護士に相談済みなのですねー」と話がすぐに終わりました。
以後警察からの連絡は一切なくなりました。
次に弁護士はバイクを運転していた少年の保護者と私の車の修理代をどうするのか?という話をすることになりました。何度か少年の保護者とやり取りをした結果またもや衝撃的な事実が分かりました。なんと向こうの家庭は一人親の生活保護世帯だったのです。
担当弁護士から相手は弁償するお金がないので賠償できないと言っていると告げられました。そんなのおかしい!なんでこっちがこんなに被害を受けているのに1円も支払われないのか?私は納得できないのでさらに数回少年の保護者と弁護士で話をしてもらいました。
するとある日担当弁護士が連絡が入り相手も弁護士をたてて和解を提案されました。益々納得いかず弁護士たてるお金があるなら賠償しろよ!と思い私の担当弁護士に相談すると「生活保護世帯は弁護士費用かからないんです」と告げられました。
担当弁護士からも相手はお金はない、向こうの弁護士は和解を提案してきているので任意保険で使える弁護士費用をオーバーするのも嫌だったので和解を受け入れました。
この件で弁護士さんに頼んだからといって上手く解決するとは限らないが、警察の一件では弁護士さんに相談してよかったと心から思いました。