事故の加害者になり高額の慰謝料を請求されたが弁護士に相談すると…

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1.事故詳細  姉が交通事故に遭いました。事故の知らせを受けた時、たまたま時間が空いていて現場が近かったことが幸いし警察とほぼ同タイミングで現場に着き、私も一緒に状況確認を行いました。  事故内容は十字路の交差点での信号無視です。警察の実況見分では事故車の衝突位置と速度を考えるに赤信号のタイミングで交差点に入ったため、対向車が来て衝突したという見解でした。交差点内に赤信号で突っ込んだのでこちらが全面的に悪い、俗に言う10:0の事故でした。一方の相手は女性で大きな怪我もない様子でした。ただ、私は相手の言動に違和感を覚え、どことなくきな臭いと思いました。警察が来て事故について説明を求められているのですが、私は今保育園に向かって急いでいる、向こうがぶつかってきたとばかりいって事故の状況を要領よく話さないのです。私が当てられた当事者なら信号無視の事故なら10:0案件、もっと堂々と話をします。彼女のその姿に不信感が募りました。最初は気が動転しているだけかと思っていたのですがそれなりの理由がありました。実はこの相手、スマホでわき見運転していたことが後で分かったのです。 2.更なるトラブル発生  事故当時では、わき見運転の件は分からなかったため警察の決定は覆らず当日はここで終わりとなりました。普通の事故であれば、保険会社を通じて事後処理をして終わりなのですがこの時は少々長引きました。事故相手の旦那さんが電話をかけてきたからです。当日は気づかなかったのですが姉は相手に連絡先を教えてしまっていたのです。相手いわくこちらは買ったばかりの新車であり事故はそちらが全面的に悪いのだから、新車を買って弁償しろと声を荒げて迫ってきました。加害者が女である姉あったこと、実況見分の10:0裁定が気を大きくしたのでしょう。何度も電話が掛かけてきて、もっと示談金をよこせと迫ってきました。保険会社のやり取りの示談金が気に入らなかったのでしょう。 3.弁護士に相談  母の知り合いに弁護士がいたので姉が交通事故に遭い相手と面倒な状況になっているので、どうすればよいか相談しました。すると自分が間に入っていただけることになったため後の処理をお任せすることになりました。以降1度だけ電話がかかってきましたが、再度弁護士から注意していただいたので以後電話がかかってくることは無くなりました。また、事故当時の彼女の言動に違和感があったので私はその旨を伝えるともう少し事故を調査するといわれました。その結果、相手方がスマホをいじりながらわき見運転していたことが判明しました。事故の過失も10:0から9:1に変更になり示談金も保険会社の提示した額を飲ませることができました。相手は裁判を嫌ったのか弁護士を立てなかったことが幸いしたようです。 4.まとめ  弁護士が入ったことにより、煩わしい電話は無くなり、相手のわき見運転が発覚、過失もわずかですが変更になりました。また、被害者への保険会社の提示金額は低額の提示する傾向があるようです。相手方は弁護士を立てなかったため、その提示する値段を飲むことになりました。どんなことでも他人とトラブルが起きて相手が弁護士を立てたとき、こちらも弁護士を立てることの重要さをその先生から教えていただきました。今回こちらは事故の加害者ではありましたが、今後、特に被害者になった時に大きな示談金が絡む案件では必ず弁護士に相談することにしようと心に決めました。